令和2年度 海老名総合病院 病院指標

■はじめに

DPC/PDPS制度とは、DPC/PDPS【Diagnosis Procedure Combination(診断群分類)/Per-Diem Payment System(1日当たり包括支払い制度)】の略称であり、入院される患者さんの病名・症状・治療行為をもとに厚生労働省が定めた1日当たりの定額点数から入院医療費を計算する、急性期入院医療を対象に平成15年4月より導入された制度です。

※保険診療にて入院された患者さんが対象となりますので、自動車賠償責任保険・労災保険・自費等はDPC制度の対象外となります。

■「病院指標」とは

当院では、DPCデータから全国統一の定義と形式に基にした指標を作成し、皆さんに当院の特徴や診療内容を知っていただくため、情報公開を進めています。

今回公表している指標は、令和2年4月1日から令和3年3月31日に退院された患者さんのデータを基に作成しています。

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 171 144 298 487 669 1,061 1,582 3,535 2,540 569
令和2年度中に当院を退院された患者さんの数を、入院時の年齢ごとに集計した指標です。
地域医療支援病院として県央地域の医療を担う当院が所在する海老名市は、令和2年度(2020年)において、高齢化率がおおよそ4人に1人にあたる24.7%となっており、神奈川県内でも比較的高齢化率が低い地域となっています。しかし、当院に入院される患者さんの約75%が60歳以上の方々です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 60 3.9 3.39 0.00% 72.13
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 48 16.83 18.61 6.25% 73.81
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 43 14.23 13.30 32.56% 76.88
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 7.68 10.83 0.00% 69.92
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 36 22.42 20.51 13.89% 81.33
当院の呼吸器科は、2020年度より呼吸器外科、呼吸器内科の診療体制となっております。
最も多い症例は肺癌診断のための気管支鏡検査目的の入院で、次いで間質性肺炎の症例が多くなっています。また、肺癌の手術目的での入院症例や誤嚥性肺炎の治療も行っており、様々な肺疾患の治療に対応しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 25 7.88 13.00 4.00% 1.16
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 16 9.06 6.46 0.00% 5
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) なし 手術・処置等2なし 16 7.31 6.13 6.25% 0
150070x1xx01xx 川崎病(2歳未満) 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり - - 10.15 - -
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 5.85 - -
当院の小児科では、尿路感染症や腎盂腎炎などの感染症症例の入院が最も多く、次いで喘息や肺炎などの呼吸器疾患の症例が多くなっています。いずれも検査結果や経過に合わせた治療で、しっかり元気になってから退院します。また、産科と連携し、院内出生の病児の入院管理(保育器、点滴、光線療法等)も行っています。
※年間症例日数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 63 15.03 16.19 3.17% 72.73
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 63 7.52 7.23 3.17% 67.19
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 61 7.28 9.08 1.64% 73.72
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 56 4.21 5.44 0.00% 34.46
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 52 8.25 10.30 0.00% 64.88
当院の外科は、消化器外科、乳腺外科の診療体制となっています。
消化器外科では、大腸癌に対する切除術が最も多く、県央地域でトップクラスの症例数を誇っています。次に胆のう炎やイレウス、虫垂炎の症例が多く、急性虫垂炎に対する切除術では入院翌日までに約9割の患者さんに緊急手術を実施しています。
乳腺外科では、乳腺外科医を増員し、診療体制を強化しています。乳癌は女性の癌発生数で最も多い疾患であり、当院では手術や化学療法、ホルモン療法など幅広い治療を行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 139 28.74 25.09 60.43% 81.77
160760xx97xx0x 前腕の骨折 あり 定義副傷病なし 55 7.76 5.18 1.82% 59.05
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 あり 定義副傷病なし 34 6.91 6.19 2.94% 49.56
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 32 13.63 15.03 3.13% 72.19
160720xx97xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 その他の手術あり 22 5.23 6.58 0.00% 48.5
当院の整形外科では、高齢者の股関節や大腿骨の骨折症例が最も多く、平均在院日数も全国平均と比較して長くなっています。その他スポーツ障害も多く、膝、肩、足関節の手術は関節鏡視下の手術を基本としています。整形外科では単に手術療法のみを行うのではなく、各種の保存療法、特にリハビリテーション科とは密接な連携をとりながら診療をすすめています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180060xx97xxxx その他の新生物 あり 12 3.58 6.27 0.00% 45.33
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 あり 手術・処置等2なし 10 2.2 3.07 0.00% 75.3
070010xx010xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 10 4.7 5.39 0.00% 51
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 10 8.8 7.71 0.00% 68.1
070590xx97x0xx 血管腫、リンパ管腫 あり 手術・処置等2なし - - 6.99 - -
当院の形成外科では、皮膚の良性腫瘍や軟部腫瘍、悪性腫瘍に対する手術目的での入院症例が多く、また加齢に伴いまぶたが下がり視界が制限されるなど日常生活に影響を及ぼす眼瞼下垂の手術症例も多くなっています。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 161 16.41 15.64 29.81% 71.16
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 84 22.23 18.86 58.33% 67.18
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 59 10.14 9.68 6.78% 78.51
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 53 17.57 17.35 35.85% 74.3
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 33 15.06 15.54 39.39% 77.64
当院の脳神経外科では、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)全般を担当しており、中でも脳梗塞が最も多い症例となっています。当院は、脳卒中に対する急性期医療の提供に力を入れており、24時間365日体制で、救急患者さんの受入れを行っています。
また、機能回復のためのリハビリテーションも充実し、機能障害の状態に応じて早期から理学・作業・言語療法を実施しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 26 9.88 11.56 3.85% 81
050161xx97x1xx 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等21あり 24 63.83 29.23 58.33% 67.25
050161xx9901xx 解離性大動脈瘤 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 24 23.88 21.51 12.50% 71.08
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 14 33.14 22.56 0.00% 70.57
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 13 22.38 19.98 0.00% 74
当院の心臓血管外科では、大動脈瘤や弁膜症に関する手術症例が多く、中でも特にステントグラフト内挿術を行う症例が多くなっています。また、症状等に応じた平均在院日数の短縮に力を注いでいます。
マタニティセンター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx02xxxx 分娩の異常 骨盤位娩出術等 132 7.17 6.74 0.76% 32.14
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 なし 手術・処置等27あり 定義副傷病なし 96 2.02 4.24 0.00% 58.18
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 68 8.88 9.45 0.00% 34.31
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 66 9.7 9.45 0.00% 32.27
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 60 2.38 4.44 0.00% 54.83
当院の産婦人科では、自然分娩が大半を占めておりますが、お産の中でもDPCで算定される、帝王切開や吸引分娩を集計しています。また、切迫早産の管理入院も多数受け入れています。
婦人科悪性腫瘍(卵巣癌、子宮癌)の化学療法は、患者さんのQOLを保てるよう短期入院で治療している症例が多くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 あり 重症度等両眼 601 3 4.95 0.00% 74.72
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 あり 重症度等片眼 140 2.99 2.76 0.00% 71.19
020280xx97xxxx 角膜の障害 あり - - 9.28 - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 なし - - 2.56 - -
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 重症度等片眼 - - 5.79 - -
当院の眼科では、白内障に対する手術目的の症例が多く、両眼の手術を受ける方が大半です。
また、角膜の障害に対して角膜移植術も行っています。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 240 3.08 2.54 0.00% 72.83
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 74 4.84 5.67 1.35% 61.46
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 55 9.13 7.13 1.82% 76.67
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 54 6.63 7.05 0.00% 72.74
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 41 9.95 13.00 0.00% 76.12
当院の泌尿器科では、前立腺生検検査を目的とした短期入院が最も多く、次いで膀胱癌に対して経尿道的膀胱悪性腫瘍手術を施行する症例が多くなっています。悪性腫瘍に対する症例においては、手術だけではなく化学療法も入院にて実施しています。また、尿管結石に対するレーザーによる結石除去術や尿路感染症などの症例も多くなっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし 235 5.1 4.44 0.43% 69.37
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 195 3.77 3.07 0.00% 69.24
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 103 11.26 12.09 2.91% 69.07
050070xx01x10x 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 69 6.33 7.14 0.00% 64.87
050210xx97000x 徐脈性不整脈 あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 59 10.29 10.56 1.69% 79.17
当院の循環器内科では、狭心症などに対する心臓カテーテル治療のための入院、及び治療前後の心臓カテーテル検査のための入院症例が多くなっています。
なお、心臓カテーテルによる治療は狭心症だけでなく、心筋梗塞などの症例でも実施されます。この治療方法は、血管内にカテーテルという細い管を挿入し、検査や治療を行うもので、カテーテル治療は開胸の必要がないため身体への負担も少なく入院期間が短いというメリットがあります。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 35 4.49 8.15 0.00% 65.86
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 34 16.21 11.04 11.76% 65.09
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 23 13.17 14.01 0.00% 66.17
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 19 28.11 33.50 5.26% 61.53
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 なし 手術・処置等2なし - - 20.56 - -
当院の腎臓内科では、人工透析を必要とする腎疾患に対する内シャント設置術施行の症例が最も多く、次いで慢性腎臓病、慢性糸球体腎炎などの腎疾患が多くなっています。また、人工透析の施行が必要な腎疾患も対応しており、人工透析を行っているグループ内のクリニックから受け入れを行うなど幅広い腎疾患症例を対象としています。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
救命救急センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 50 2.96 3.81 4.00% 45.16
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 46 7.87 8.18 10.87% 64.57
010230xx99x00x てんかん なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 4.49 7.48 5.41% 56.05
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) なし 35 16.71 18.81 65.71% 77.31
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 30 8.47 9.68 20.00% 71.4
当院の救急科では、薬物中毒や交通外傷・転倒などによる外傷症例、てんかん発作など幅広い症例を対象としております。敗血症性ショック等の集中治療を要する症例にも対応しています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130010xx97x2xx 急性白血病 あり 手術・処置等22あり 37 44.73 38.35 10.81% 66.84
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等25あり 37 19.73 20.27 0.00% 68.3
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 27 37.89 20.51 51.85% 83.89
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等24あり 27 13.67 11.14 3.70% 72.26
130030xx99x0xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等2なし 21 9.76 9.65 0.00% 73.67
当院の血液内科では、急性白血病に対して輸血と化学療法を施行する症例、悪性リンパ腫に対して化学療法を施行する症例が多くなっています。また、一般内科としても診療を行っているため、誤嚥性肺炎の治療も多くなっています。他にも、多発性骨髄腫や再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病など、血液疾患全般に対する治療を行っています。血液疾患は、感染症に罹りやすくなるため、無菌室管理などを行いながら感染症発生予防に努めています。
退院後に関して、本人の状態や家庭環境等を考慮し、最善の退院先となるよう積極的にMSWと連携しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管結石・胆管炎に対する内視鏡的治療 161 9.5 9.53 0.00% 74.81
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍に対する内視鏡的止血術 51 8.29 10.83 0.00% 69.88
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的切除術 43 8.6 8.11 2.33% 75.21
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 41 7.07 7.74 0.00% 63.8
060340xx99x0xx 胆管結石・胆管炎 手術なし 39 12.31 9.76 10.26% 78.56
当院の消化器内科では、総胆管結石などによる胆管炎に対して、内視鏡的胆道結石除去術や乳頭切開術、胆道ステント留置術等を実施する入院症例が最も多く、次いで胃潰瘍・十二指腸潰瘍による出血に対する止血術を行なう症例が多くなっております。また、早期胃癌に対するESDの実施件数も多くなっており、数多くの内視鏡的治療に対応しています。
消化器内科では、緊急の内視鏡的治療が対応可能となるよう体制を構築しています。
糖尿病センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 70 12.5 14.60 2.86% 66.91
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 34 9.76 11.26 0.00% 61.21
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 34 23.71 20.51 35.29% 81.53
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 25 16.64 13.00 4.00% 77.24
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 10.67 13.33 4.76% 51.29
当院の糖尿病内科では、血糖コントロールや糖尿病教育を目的とした2型糖尿病の症例が多くなっています。1型糖尿病や糖尿病合併妊娠などの症例には、インスリンポンプ療法などの先進的な治療に取り組む一方、糖尿病ケトアシドーシスや高血糖浸透圧症候群、低血糖など糖尿病緊急症や糖尿病性足壊疽、進行腎症などの重症糖尿病合併症の治療も行っています。また、内科系診療科の一員として、誤嚥性肺炎や尿路感染症などの一般的な内科疾患の診療も数多く担当しています。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 74 27.07 20.51 36.49% 82.91
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 66 18.41 13.00 12.12% 77.18
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 30 15.1 12.87 0.00% 71.77
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 なし 27 15.07 10.33 25.93% 78.33
050130xx9900xx 心不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 25 20.92 17.23 24.00% 81.92
当院の総合診療科では、肺炎、尿路感染症をはじめとする感染症症例での入院が多くなっていますが、入院時に病名が特定できない患者さんも数多く診療しています。また、救急科をはじめ、各診療科と連携し、患者さんに必要な医療を提供しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 55 - 22 27 43 20 1 8
大腸癌 36 40 58 39 35 21 1 8
乳癌 30 23 10 - - - 1 8
肺癌 18 - 10 56 71 20 1 8
肝癌 - - - - - 17 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
令和2年度中に当院を退院された5大がん(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝臓癌)について、初発患者さんを病期分類別、再発患者さんは期間内の患者数(延べ患者数)を集計した指標です。なお、年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
大腸癌、乳癌のステージⅠ及びⅡの手術症例が多くなっており、胃癌と肺癌については様々なステージにおいて手術を行なっております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 13 11.54 56.69
中等症 82 15.57 76.83
重症 37 22.49 81.08
超重症 11 15.73 83.45
不明 - - -
令和2年度中に、病院外で肺炎を発症し、当院に入院された患者さんの数を重症度別に集計した指標です。
重症度分類は、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類A-DROPスコアを用いており、患者数が一番多いのは、中等症の82件、平均年齢76.83歳、続いて重症が37件、平均年齢81.08歳となっており、重症度に比例して患者さんの平均年齢も上昇している傾向です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 429 22 74.83 40.09%
その他 36 21.03 74 44.44%
令和2年度中に当院を退院された脳梗塞の患者さんを集計した指標です。
集計は、医療資源を最も投入した傷病名が「脳梗塞(I63$)」である患者さんの数、平均在院日数、平均年齢、転院割合を発症日からの期間で集計しています。
発症から3日以内の患者さんの40.09%が他の医療機関へ転院しています。救急車の受け入れや脳梗塞の初期治療に対応している当院では、長期のリハビリテーションなどが必要な患者さんとそのご家族には、院内のMSWに相談していただき、転院先などを決定します。その影響もあってか発症日(その他)に該当する患者さんの転院率も前年に比べ上昇しており、急性期治療が終了しても医療が必要な患者さんを医療機関へ繋げる役割も担っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 38 7.76 5.21 0.00% 41.26
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 18 2 5.44 0.00% 66.22
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 17 1.24 5.12 0.00% 71.76
K496-5 経皮的膿胸ドレナージ術 10 8.3 20 10.00% 78
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -
当院の呼吸器科は、2020年度より呼吸器外科、呼吸器内科の診療体制となっております。
呼吸器外科の手術では、気胸や肺癌に対して、実施された手術の約95%の症例が胸腔鏡下手術にて行われています。
呼吸器科内科の手術では、膿胸に対して膿胸ドレナージ術が行われております。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 87 1.91 5.9 2.30% 68.1
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 60 2.77 9.58 3.33% 73.65
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 56 0.34 2.88 0.00% 34.46
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 36 8.14 20.56 16.67% 75.64
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 35 1 5.86 0.00% 66.71
当院の外科では、消化器外科と乳腺外科の診療体制となっています。
消化器外科の手術では、腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く、他にも腹腔鏡下手術として、大腸癌手術、虫垂炎手術、ヘルニア手術等実施しています。傷が小さく術後回復が早いなどのメリットがある腹腔鏡下手術で患者さんの早期退院と苦痛軽減に寄与しています。
また、開腹手術も含め、胃・大腸・膵臓など悪性疾患に対して症例が増えており、特に大腸癌では、県央地域でトップクラスの実績をあげています。
乳腺外科における乳癌の手術症例については、全切除術や部分切除術(温存手術)、再建術を実施するなど様々な症例に対応しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 128 4.2 17.59 40.63% 76.96
K0462 骨折観血的手術(前腕) 87 2.91 11.83 9.20% 58.08
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) 67 1.04 1.9 0.00% 56.07
K0811 人工骨頭挿入術(股) 62 6.42 23.58 54.84% 80.89
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 28 2.96 16.71 10.71% 61.93
当院の整形外科では、手術が必要な大腿骨近位部骨折や手関節周囲骨折など骨折の入院患者が多く、40歳代から80歳代の幅広い年齢層の患者さんに対応しています。また膝靭帯断裂手術や膝周囲骨切り術後も多く施行しており、抜釘の為の「骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)」も多くなっています。当科では救命救急センターと連携をとり、緊急入院や緊急手術を要する外傷にも対応しています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) - - - - -
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
K084 四肢切断術(上腕、前腕、手、大腿、下腿、足) - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) - - - - -
当院の形成外科では、皮膚の悪性腫瘍切除術や良性腫瘍の摘出術、眼瞼下垂症手術等を短期入院で行っています。また、下肢閉塞性動脈硬化症や糖尿病性足壊疽に対する四肢切断術も行っています。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 76 0.75 10.75 10.53% 77.92
K178-4 経皮的脳血栓回収術 33 0.45 26.79 60.61% 77.12
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 32 1.69 26.59 18.75% 62.66
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 27 4.59 7.22 3.70% 72.7
K1781 脳血管内手術(1箇所) 15 1.6 21.47 20.00% 60.07
当院の脳神経外科では、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が最も多く実施され、次いで経皮的脳血栓回収術、脳動脈瘤頸部クリッピングも多く実施されています。
また、脳梗塞を予防するために実施される頸動脈ステント留置術も多く、脳卒中の急性期治療だけではなく脳卒中を予防するための治療にも力を入れています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 25 1.28 9.8 4.00% 81.12
K5551 弁置換術(1弁) 21 12.33 44.67 9.52% 70.9
K5601ニ 大動脈瘤切除術(上行)(その他) 16 1.63 50.63 43.75% 63.5
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 10 2.2 12 10.00% 74.7
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) - - - - -
当院の心臓血管外科では、入院症例(「診断群分類別患者数等」)と同様にステントグラフト内挿術が最も多く、開心術を伴う手術や血管の手術も数多く行っています。また、患者さんには安全に手術を受けていただき、短期入院での社会復帰を目指しています。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
マタニティセンター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K893 吸引娩出術 107 1.27 0.15 0.00% 32.04
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 73 1.74 6.99 0.00% 34.51
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 71 1.58 7.01 0.00% 32.03
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 33 0.79 4.52 0.00% 44.36
K9091ロ 流産手術(妊娠11週まで) 21 0.05 0.1 0.00% 35.76
当院の産婦人科では、分娩の基本を自然分娩+無痛分娩(予約制)としています。加えて、吸引・鉗子分娩も行っており、できるだけ経膣分娩を心がけています。
ハイリスク妊婦の増加に伴い、帝王切開術も行っています。ハイリスクの内容は、妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群で、また、40歳前後の初産妊婦も増加傾向にあります。当院には妊娠糖尿病や糖尿病合併妊婦の専門医(糖尿病内科医)がおり、産科医と連携し妊娠分娩の管理を行います。
また、婦人科の良性疾患(子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫など)に対する手術、子宮内膜掻把術、子宮全摘術、腹腔鏡による手術も行っています。
婦人科悪性疾患(卵巣癌や子宮癌)に対する手術療法、化学療法も多数行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 734 1 1 0.00% 74.04
K259 角膜移植術 - - - - -
K279 硝子体切除術 - - - - -
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入) - - - - -
K2682 緑内障手術(流出路再建術) - - - - -
当院の眼科では、「診断群分類別患者数等」と同様に、白内障に対する水晶体再建術が最も多く、その他に角膜移植術や眼内レンズ縫着術、緑内障手術(MIGS)を実施しております。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 116 1.58 5.41 0.86% 74.91
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 65 1.4 2.55 0.00% 60.71
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 63 0.73 5.02 0.00% 69.62
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 38 1.26 9.79 0.00% 70.34
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 30 1.6 8.3 0.00% 73.03
当院の泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)の手術を多く施行しています。その他の悪性疾患、前立腺癌や腎癌に対しても多くの手術を行うとともに、水腎症や尿管結石などの良性疾患の治療まで幅広く行っており、患者さんに負担の少ない低侵襲な治療を目指しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 198 2.36 2.66 0.51% 69.31
K5461 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) 93 0.09 11.59 2.15% 69.22
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 64 1.44 4.34 0.00% 64.8
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 61 2.08 4.05 1.64% 71.62
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 35 1.09 2.26 0.00% 68.14
当院の循環器科では、入院症例(「診断群分類別患者数等」)と同様に狭心症などの虚血性心疾患が多く、冠動脈ステント留置術などカテーテル治療を中心に行っています。また、不整脈に対するアブレーション治療や完全房室ブロック、洞不全症候群などの徐脈性不整脈の患者さんに対するペースメーカー移植術も実施しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 51 4.86 5.14 0.00% 63.43
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) - - - - -
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -
K6105 動脈形成術、吻合術(その他の動脈) - - - - -
当院の腎臓内科では、血液透析導入のための、シャント設置術を施行している患者さんが最も多くなっています。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 105 2.19 10.15 7.62% 76.97
K654 内視鏡的消化管止血術 66 0.32 7.59 3.03% 69.58
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 63 2.37 7.33 0.00% 71.38
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 39 0.03 7.72 2.56% 74.85
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 33 1.06 4.85 3.03% 70.15
当院の消化器内科では、胆管結石等に対する内視鏡的手術が最も多く実施しており、次いで内視鏡的消化管止血術となっております。ESDの件数も増加傾向にあり、多岐に渡る内視鏡的治療術の提供をしております。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) - - - - -
当院の血液内科では、化学療法を実施するための植込型カテーテル設置(ポート挿入)や、リンパ節摘出術を行っています。
また、この集計の対象外ではありますが、造血幹細胞移植(末梢血幹細胞移植)も行っております。
※年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 18 0.22%
180010 敗血症 同一 24 0.24%
異なる 12 0.16%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 48 0.43%
異なる - -
令和2年度中に当院を退院された患者さんのうち、播種性血管内凝固(DIC)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について集計した指標です。なお、年間症例数が10件未満の場合は「-」で表示しています。
播種性血管内凝固(DIC)は、入院契機と異なる患者さんが多く、言い換えれば入院経過中に発症する患者さんが多くなっていることを表しています。臨床上ゼロにはなり得ない疾病であることから、医療の質の観点からも発症を減少させるべくチーム医療に取り組んでいます。
また、手術・処置の合併症では、当院の最も多い疾患として、吻合部狭窄となっており次いで後出血となっております。発症後、適切に対応する為に外来や救急での受け入れ態勢を整えております。
更新履歴
2021年9月24日
令和2年度海老名総合病院の病院指標を公開