平成30年度 海老名総合病院 病院指標

■はじめに

DPC/PDPS制度とは、DPC/PDPS【Diagnosis Procedure Combination（診断群分類）/Per-Diem Payment System（１日当たり包括支払い制度）】の略称であり、入院される患者さんの病名・症状・治療行為をもとに厚生労働省が定めた１日当たりの定額点数から入院医療費を計算する、急性期入院医療を対象に平成15年4月より導入された制度です。

※保険診療にて入院された患者さんが対象となりますので、自動車賠償責任保険・労災保険・自費等はDPC制度の対象外となります。

■「病院指標」とは

全国統一病院指標を基に指標を作成し、市民の皆さんへ当院の特徴や診療内容を知って頂くため、情報公開を進めております。

今回の公表している指標は、平成30年4月1日～平成31年3月31日の間に退院された患者さんのデータを基に作成しています。

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 653 210 354 622 716 1080 1897 3378 2235 452
平成30年度中に退院された患者さんの数を、入院時の年齢ごとに集計した指標です。地域医療支援病院である当院は幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１-あり 手術・処置等２-なし 29 3.28 3.43 0.0% 74.83
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 28 9.21 10.08 0.0% 26.25
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 24 6.96 8.98 4.17% 51.71
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等２-なし 23 8.87 11.87 0.0% 71.26
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし - - - - -
平成29年度からは呼吸器外科のみでの診療体制となっております。
呼吸器科の入院は、肺癌のDPCが患者数上位５位までのうち３つを占めています。
最も多いのは、肺癌診断のための気管支鏡検査目的の入院では、約８割の患者さんが３日間の入院となっています。
次いで、気胸に対する入院が多くなっているのが特徴です。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） 定義副傷病なし 141 8.98 6.19 0.0% 0.96
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 99 7.74 6.62 1.01% 3.26
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等２-なし 67 3.96 5.42 0.0% 4.43
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 44 6.86 6.17 2.27% 0
0400801199x00x 肺炎等（1歳以上15歳未満） 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 33 7.21 5.71 3.03% 3.55
当科では、気管支炎や喘息、肺炎といった呼吸器疾患の症例が多くなっています。検査結果や経過に合わせた治療で、しっかり元気になってから退院します。次いで、感染症の急性胃腸炎などの消化器疾患の症例が多くなります。また、産科と連携し、院内出生の病児の入院管理（保育器・点滴・光線療法等）も行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 82 6.56 7.3 1.22% 63.98
060035xx01000x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 78 13.97 15.3 0.0% 70.74
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 63 6.24 8.95 3.17% 68.76
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 62 4.81 5.49 0.0% 38.42
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 48 3.92 4.96 0.0% 68.40
当科で最も多い症例は、胆石胆嚢炎に対し腹腔鏡下胆嚢摘出術です。また、手術を施行しない腸閉塞の症例となり、輸液や食事制限を行い保存的治療を行っているものも多くなっています。悪性疾患に対しての症例数も多く、大腸癌や胃癌、最近では膵癌に対する治療実績も増やしています。虫垂炎では緊急入院の急性疾患が多く、切除術全体では入院翌日までに約９割の緊急で手術の施行をしています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等 142 30.70 26.30 54.23% 79.42
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 73 7.77 5.68 2.74% 55.99
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病なし 45 8.44 6.07 2.22% 48.38
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿等 44 15.09 15.48 4.55% 66.16
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 38 14.79 18.92 2.63% 67.37
救命救急センター開設に伴い、外傷症例が増加しています。その他スポーツ傷害も多く、関節鏡視下手術を多く行っています。また変形性膝関節症に対しては、人工関節のみではなく、膝周囲骨切り術を取り入れ、積極的に関節温存手術を行っています。
当科ではリハビリテーション科と連携をとり早期術後回復に努め、早期社会復帰を目指しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-４あり 定義副傷病なし 145 16.50 16.18 35.86% 71.03
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 82 22.45 18.72 57.32% 70.04
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 63 12.05 9.69 9.52% 74.90
010060x2990411 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-４あり 定義副傷病１あり 51 19.37 18.22 35.29% 78.18
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 43 9.65 7.35 9.30% 61.74
脳卒中（脳梗塞・脳出血・くも膜下出血）全般に関して脳神経外科が担当するため、その中でも最も頻度が高い脳梗塞が最多となっております。
当院では脳卒中の急性期医療に力を入れており、24時間365日体制で救急患者様の受け入れを行っております。
また機能回復のためのリハビリテーションも充実し、機能障害の状態に応じて早期から理学・作業・言語療法を実施しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx99100x 弁膜症（連合弁膜症を含む。） 手術なし 手術・処置等１-１あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 20 2.90 5.81 0.0% 70.05
050161xx9901xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-１あり 18 19.78 22.66 5.56% 66.56
050080xx01010x 弁膜症（連合弁膜症を含む。） ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-１あり 定義副傷病なし 16 24.56 24.00 6.25% 68.88
050163xx02x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等 手術・処置等２-１あり 定義副傷病なし 10 20.20 20.61 0.0% 75.60
050161xx97x11x 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等２-１あり 定義副傷病あり - - - - -
近年、弁膜症手術と大動脈関連手術が増加しています。また在院日数の短縮に力を注いでいます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx02xxxx 分娩の異常 骨盤位娩出術等 137 7.30 6.64 0.0% 32.47
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 なし 手術・処置等2７あり 定義副傷病なし 104 2.08 4.52 0.0% 58.38
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 89 10.63 9.63 0.0% 32.21
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 81 9.85 9.70 0.0% 34.69
120140xxxxxxxx 流産 44 1.39 2.45 0.0% 36.61
当院の分娩は、自然分娩が72%を占めておりますが、お産の中でもDPCで算定される、帝王切開・吸引分娩を集計しています。
また、切迫早産の管理入院も数多く受けています。
婦人科悪性腫瘍（卵巣癌、子宮体癌）の化学療法は患者さんの生活の質を保てるように短期入院での症例が多くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 609 3 5.39 0.0% 74.16
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 207 3 2.84 0.0% 72.79
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり - - - - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし - - - - -
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり - - - - -
当科では、白内障に対する手術目的での入院症例がほとんど占め、角膜移植術や眼内レンズ縫着術も手掛けています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１-あり 定義副傷病なし 230 3.07 2.53 0.0% 71.93
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし 93 7.80 7.20 0.0% 74.33
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等１-なし 定義副傷病なし 62 5.65 5.62 0.0% 61.74
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 44 12.41 12.63 0.0% 70.68
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 39 8.97 8.65 0.0% 72.92
当科では、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術を施行する膀胱癌が最も多い症例となっており、次いで、腎癌・尿管癌・前立腺癌といった、悪性腫瘍に対する症例数が多くなっています。手術の施行だけではなく、化学療法の施行も入院にて行っています。また、尿管結石に対してのレーザーによる結石除去術の施行症例も増えてきています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等１-なし、１,２あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 274 4.20 4.47 0.0% 70.39
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１-１あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 264 2.42 3.01 0.0% 68.17
050030xx97000x 急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等１-なし、１あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 91 11.86 12.52 2.20% 70.00
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等２-なし 78 5.83 5.15 0.0% 61.99
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１-２あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 60 2.63 3.15 0.0% 69.10
当科の多い症例は狭心症などに対する心臓カテーテル治療のための入院、および治療前、治療後の心臓カテーテル検査のための入院です。なお、心臓カテーテルによる治療は狭心症だけではなく、心筋梗塞などの症例でも施行されます。血管内にカテーテルという細い管を挿入し、検査や治療を行います。カテーテル治療は開胸の必要がないため、身体への負担も少なく入院期間が短いというメリットがあります。また、症例数が４番目に多いのは心不全の治療となり、薬物療法を行いながら原疾患の精査に努めています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 37 18.03 12.05 13.51% 74.86
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術　その他の動脈等 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 33 6.09 8.75 0.0% 69.00
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術　その他の動脈等 手術・処置等２-１あり 28 29.82 35.72 7.14% 71.39
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１-なし 手術・処置等２-１あり 定義副傷病なし 28 15.89 14.21 7.14% 71.04
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 19 28.74 20.92 36.84% 85.47
腎臓内科では、人工透析施行の腎疾患が最も多く、次に人工透析を必要とする腎疾患に対する、内シャント設置術施行の症例が多くなっています。
また、ネフローゼ症候群などの腎疾患のほかにも、誤嚥性肺炎などの一般内科領域の疾患も多科と連携して診ています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 36 6.83 7.35 8.33% 63.00
161070xxxxx00x 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 33 2.55 3.56 0.0% 38.09
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 25 5.08 9.69 8.00% 66.64
161020xxxxx00x 体温異常 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 21 4.62 5.73 0.0% 73.24
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 21 2.86 5.10 0.0% 69.29
当科における入院は、交通外傷や転倒による外傷症例が最も多く、次いで難治性めまい、薬物中毒等の幅広い疾患を入院対象としております。他にも敗血症性ショック等の集中治療を要する病態にも対応しております。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等２-４あり 定義副傷病なし 57 29.96 32.36 5.26% 70.11
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等２-２あり 55 48.89 40.13 1.82% 64.18
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等２-４あり 定義副傷病なし 39 16.59 16.17 0.0% 71.97
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 36 30.11 20.92 25.00% 84.19
130030xx97x3xx 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等２-３あり 26 28.38 32.83 11.54% 67.85
血液疾患では、化学療法を施行目的の入院が多く、急性白血病においては輸血（手術あり）をしながら、化学療法を施行していく症例が最も多くなっており、悪性リンパ腫に対するリツキサン施行の症例も多くなっております。また、血液疾患では感染症にかかりやすくなるため、無菌室管理などを行いながら発生予防に努めています。退院後について、本人の状態や家族環境等を考慮し、最善の退院先を選定するべく積極的にMSWと連携しています。当科の特色として、血液内科にて一般内科の診療を行うため、誤嚥性肺炎の治療も多くなっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病なし 255 2.14 2.67 0.0% 65.36
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 103 10.48 10.08 4.85% 75.72
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの） その他の手術あり 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 50 8.62 10.58 0.0% 72.76
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等２-なし 40 9.00 8.52 0.0% 73.58
060350xx99x00x 急性膵炎 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 38 10.76 11.23 2.63% 57.84
消化器内科で最も多い症例は、大腸ポリープ等の切除目的入院となります。次いで、総胆管結石などによる胆管炎で、内視鏡的治療が多く、内視鏡的胆道結石除去術や、内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的胆道ステント留置術等を施行しています。次に出血性胃潰瘍等に対する内視鏡的止血術が多くなっています。内視鏡的治療を緊急に対応できる体制があります。
糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 46 25.30 20.92 47.83% 83.83
100070xx99x100 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。） 手術なし 手術・処置等２-１あり 定義副傷病なし 25 11.44 13.90 0.0% 63.00
100070xx99x000 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。） なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 重症度等85歳未満 21 9.52 11.05 0.0% 63.90
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 なし 定義副傷病なし 21 12.62 12.58 4.76% 76.62
100070xx99x110 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。） なし 手術・処置等2１あり 定義副傷病あり 重症度等85歳未満 20 13.75 15.51 0.0% 71.65
血糖コントロールや糖尿病教育を目的とした２型糖尿病の症例が最も多いですが、１型糖尿病や糖尿病合併妊娠などの症例もあり、インスリンポンプ療法などの先進的治療にも取り組んでいます。糖尿病ケトアシドーシスや高血糖浸透圧症候群、低血糖などの糖尿病緊急症や糖尿病性足壊疽、進行腎症などの重症糖尿病合併症の診療も行っています。また、内科系診療部の一員として、肺炎や尿路感染症などの一般的な内科疾患の診療も数多く担当しています。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２-なし 定義副傷病なし 66 24.97 20.92 16.67% 83.42
100380xxxxxxxx 体液量減少症 34 16.21 9.12 11.76% 73.15
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし 33 17.00 12.58 6.06% 72.97
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等１-なし 29 18.03 12.51 3.45% 70.55
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等２-なし 28 27.71 19.06 14.29% 78.75
当科では、肺炎、尿路感染症をはじめとする感染症症例での入院が多くなっておりますが、入院時に病名が特定できない患者さんも数多く診療しています。また、救急科を始め、各診療科とも連携して患者さんに必要な医療を提供しています。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 50 18 14 20 20 32 1 7
大腸癌 28 56 57 43 18 74 1 7
乳癌 19 21 8 6 5 7 1 7
肺癌 15 1 2 8 30 32 1 7
肝癌 8 8 2 4 2 15 1 7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
5大癌（胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝臓癌）について、国際的に活用されている国際対がん連合（UICC）採用のがん分類方法を
基準に、がんの進行度や広がりを表しています。
患者数のカウントは、1入院ごとです。同一の患者さんが2回入院した場合は、2件となります。
平成30年度の初発がん患者の特徴としては、胃癌、大腸癌、乳癌のステージⅠ、Ⅱの手術症例が多く、化学療法は、初回導入後、
外来へ移行する件数が増えてきています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 11 7.82 56
中等症 111 11.98 74.73
重症 30 15.47 81.2
超重症 17 21.94 84
不明 - - -
成人の市中肺炎の患者数を重症度ごとに集計しています。
重症度分類は、成人市中肺炎診療ガイドライン（日本呼吸器学会）による重症度分類A-DROPスコアを用いています。
患者数が一番多いのは、中等症の111件となっています。重症度に比例して平均年齢も上昇している傾向です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 387 20.87 74.12 41.34%
その他 54 19.33 71.13 35.19%
医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞（I63$）、その患者数、平均在院日数、平均年齢、転院割合を集計しています。
転院割合は当院から他病院へ転院となった患者さんの割合を示しています。
発症から3日以内の脳梗塞の患者さんが全体の約９割を占めます。
救急車の受け入れ、脳梗塞の初期治療に対応しています。また、長期のリハビリテーションなどが必要な患者さんとそのご家族には、院内のMSWに相談していただき、転院先などを決定します。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他） 809 1 1 0.0% 73.80
K259 角膜移植術 - - - - -
K2822 水晶体再建術（眼内レンズを挿入しない場合） - - - - -
K2821ｲ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（縫着レンズ挿入） - - - - -
K261 角膜形成手術 - - - - -
当科では、白内障に対する手術である水晶体再建術が、入院症例のほとんど占め、角膜移植術や眼内レンズ縫着術も手掛けています。
クリティカルパスを用いて、患者さんと治療経過を共有し、安全で質の高い手術を提供しています。
日帰り手術も行っており、入院・外来と合わせると、2018年度は1600件以上の水晶体再建術を行いました。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 114 0.96 5.27 1.75% 64.75
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 71 2.66 11.03 0.0% 70.08
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの） 63 0.46 3.65 0.0% 38.76
K7193 結腸切除術（全切除、亜切除又は悪性腫瘍手術） 34 6.74 14.65 8.82% 72.88
K634 腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術（両側） 28 0.89 2.86 0.0% 67.57
外科の手術としては、腹腔鏡下胆嚢摘出術の件数が最も多くなっており、緊急入院で施行する場合や消化器内科より依頼を受けて施行する場合などがあります。他にも、腹腔鏡下手術としてヘルニア手術、大腸癌手術、胃癌手術、虫垂炎手術等に取り組んでおり、傷が小さい・術後回復が早いなどのメリットがあるため、早期退院・患者さんの苦痛軽減に努めています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） 246 0.09 1.17 0.0% 66.31
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 65 1.75 11.54 6.15% 76.54
K6871 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみ） 64 2.80 8.06 6.25% 74.30
K654 内視鏡的消化管止血術 59 0.63 7.47 1.69% 71.92
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上） 44 0.36 1.55 0.0% 66.75
消化器内科で最も施行されている手術は、大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術です。小さい病変であれば、入院せず日帰りでのポリープ切除術を行っています。胆管結石等に対する内視鏡的手術も数多く施行しており、症状に応じた術式で治療を進めていきます。内視鏡的消化管止血術も緊急処置として、迅速に対応しております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） 251 1.50 2.30 0.0% 70.78
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞） 82 0.01 12.37 2.44% 69.00
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ） 67 1.31 5.70 0.0% 64.03
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 66 1.94 5.85 1.52% 74.09
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極） 49 3.92 11.22 8.16% 79.02
当科では虚血性心疾患（心筋梗塞や狭心症など）に対する経皮的冠動脈ステント留置術や四肢の血管拡張術のカテーテル治療の症例が多くなっています。カテーテル治療とは手首あるいは足の血管から狭窄した部位まで管を通して病変を治療する方法です。タイミングとしては①緊急で行う場合や検査と同時に行う場合、②件数から日数を空けて行う場合など、患者数の状況に合わせて様々なタイミングで行われています。5位のペースメーカー移植術では、完全房室ブロックや同不全症候群などの徐脈性不整脈の患者さんに行います。また当院は24時間365日患者様の受け入れを行っており、常時検査や治療が施行できる万全の体制を敷いています。今回の集計条件により上記数値は主たるもののみカウントになりますが、実件数は経皮的冠動脈ステント留置術は389件、経皮的カテーテル心筋焼灼術は95件、四肢の血管拡張術が75件、ペースメーカー移植術は60件の手術を施行しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術（大腿） 130 4.18 18.65 35.38% 73.72
K0462 骨折観血的手術（前腕） 76 3.54 12.07 9.21% 60.62
K0483 骨内異物（挿入物を含む）除去術（下腿） 76 1.01 2.13 0.0% 47.86
K0811 人工骨頭挿入術（股） 62 6.37 23.97 59.68% 79.05
K0463 骨折観血的手術（鎖骨） 41 2.32 10.27 2.44% 52.73
手術が必要な大腿骨近位部骨折や手関節周囲骨折など骨折の入院患者が多く、平均年齢では40歳代から80歳代の幅広い年齢層の患者に対応しています。また膝靭帯断裂手術や膝周囲骨切り術後も多く施行しており、抜釘の為の「骨内異物（挿入物を含む）除去術（下腿）」も多くなっています。当科では救命救急センターと連携をとり、緊急入院や緊急手術を要する外傷にも対応しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K893 吸引娩出術 120 1.34 4.99 0.0% 32.66
K8982 帝王切開術（選択帝王切開） 99 1.25 7.45 0.0% 34.42
K8981 帝王切開術（緊急帝王切開） 94 2.57 7.61 0.0% 35.43
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡） 42 0.79 4.6 0.0% 40.43
K9091ﾛ 流産手術（妊娠１１週まで） 41 0 0.24 0.0% 36.56
分娩は平成30年度実績で月平均57.0件、基本は自然分娩+無痛分娩（予約制）です。ハイリスク妊婦の増加に伴い、帝王切開率は28.1％でした。
吸引・鉗子分娩も行っており、できるだけ経膣分娩を心がけています。ハイリスクの内容は、妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群で、また、40歳前後の初産妊婦も増加傾向にあります。40歳以上の妊婦さんは約10％いらっしゃいます。当院には妊娠糖尿病や糖尿病合併妊婦の専門医（糖尿病内科医）がおり、産科医と連携し妊娠分娩の管理を行います。また、婦人科の良性疾患（子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫など）に対する手術、子宮内膜掻把術、子宮全摘術、また腹腔鏡による手術も積極的に施行しています。婦人科悪性疾患（卵巣癌や子宮体癌）に対しての手術療法、化学療法も積極的に行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） 97 1.68 5.39 0.0% 74.23
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 66 0.83 6.03 4.55% 70.64
K7811 経尿道的尿路結石除去術（レーザー） 62 1.66 2.77 0.0% 61.76
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 44 1.41 10.00 0.0% 70.68
K8411 経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用） 39 1.67 6.31 0.0% 72.92
泌尿器科では膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）の手術を多く施行しています。その他の悪性疾患、前立腺癌や腎癌に対しても多くの手術を行っています。そして、悪性疾患に関する手術だけではなく、水腎症や尿管結石などの良性疾患の治療まで幅広く行っており、患者さんに負担の少ない低侵襲な治療を目指しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 67 0.69 11.84 13.43% 75.94
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所） 44 0.93 36.32 50.00% 63.84
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 21 5.76 8.43 9.52% 72.67
K178-4 経皮的脳血栓回収術 15 1.73 23.00 73.33% 68.33
K6092 動脈血栓内膜摘出術（内頸動脈） 13 5.15 16.62 23.08% 75.23
当科で最も多く行われている手術は慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術です。次に多い脳動脈瘤頸部クリッピングは１箇所の動脈瘤のみの手術症例と２箇所以上の脳動脈瘤の手術症例を合わせると49症例行っております。また、脳梗塞を予防するために行われる頸動脈ステント留置術は21症例となっております。当科では、脳卒中急性期治療を行うとともに、脳卒中を予防するための治療にも力を入れております。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5551 弁置換術（１弁） 28 8.79 24.14 10.71% 69.21
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術（人工心肺不使用）（２吻合以上） 16 5.06 20.13 0% 69.94
K5607 大動脈瘤切除術（腹部大動脈（その他）） 13 3.15 31.69 15.38% 73.92
K5601ﾆ 大動脈瘤切除術（上行）（その他） 9 3.44 29.33 33.33% 65.67
K5602 大動脈瘤切除術（弓部） 7 1.86 35.71 57.14% 62.57
当科では、開心術を伴う手術や、血管の手術も数多く行っており、患者さんには安全に手術を受けていただき、短期入院での社会復帰を目指しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 63 7.22 9.27 4.76% 68.40
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 12 6.0 3.42 8.33% 80.67
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -
腎臓内科では、人工透析を必要とする患者さんの内シャント設置術が１番多くなっております。次に多い手術がシャントを設置した患者さんで長年人工透析をしていると生じてくるシャントトラブルに対する、経皮的シャント拡張術・血栓除去術となります。
呼吸器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除）） 31 5.55 2.9 0% 29.23
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除） - - - - -
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える） - - - - -
K5143 肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える） - - - - -
K5132 胸腔鏡下肺切除術（その他） - - - - -
呼吸器科では、肺癌と肺嚢胞に対して約95％の症例を胸腔鏡下手術にて積極的に行っております。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K9222ﾛ 造血幹細胞移植（末梢血幹細胞移植）（自家移植の場合） 13 0 0 7.69% 51.54
K6261 リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満） - - - - -
当科では、造血幹細胞移植（末梢血幹細胞移植）を積極的に行っています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 9 0.16%
180010 敗血症 同一 37 0.35%
異なる 31 0.27%
180035 その他の真菌感染症 同一 2 0.10%
異なる 2 0.11%
180040 手術・処置等の合併症 同一 40 0.38%
異なる 5 0.13%
入院中に、最も多くの処置や検査を行い、治療・管理した傷病名をもとに、患者数と発症率を集計しています。
入院契機病名とは、入院のきっかけとなった傷病名を指し、発症率は、全患者数のうち、該当患者の割合を示しています。
播種性血管内凝固症候群は、入院契機と異なる患者数が多くなっています。すなわち入院経過中の発症を表しています。
臨床上ゼロとはなりえない疾病のため、医療の質の観点からも発症を減少させるため、チーム医療に取り組んでいます。
手術・処置等の合併症では、当院の一番多い疾患として、透析シャント閉塞があげられます。
人工透析を施行している患者さんのシャントトラブルに対応しています。
更新履歴
2019年9月30日