このたび、2025年6月より海老名総合病院の院長を拝命いたしました。
私は2008年に当院へ赴任し、脳神経外科医として脳卒中をはじめとする救急医療に携わってまいりました。今後も臨床現場に立ちながら、地域の皆様にとって親しみやすく、そして安心して受診いただける病院づくりに全力を尽くしてまいります。
当院は、約84万人が暮らす県央医療圏において、唯一の救命救急センターを有する、高度急性期医療を担う中核病院です。現在は31の診療科が、それぞれの専門性を活かし、密接に連携しながら、信頼される医療の提供に取り組んでいます。
「救急は医療の原点である」という創業者の理念のもと、「断らない救急」を合言葉に、年間1万台を超える救急車の受け入れを行っております。これは神奈川県内でも有数の実績であり、今後も地域のニーズに応える体制のさらなる強化に努めてまいります。
また、当院は2008年に県央医療圏で初めて「地域医療支援病院」として認定されて以来、地域の先生方には、当院の連携登録医療機関・登録医としてご参画いただき、日頃より多大なるご支援とご協力を賜っております。急性期病院として、今後も地域医療の中心的役割を果たすべく、地域の医療機関と連携し、切れ目のない医療の提供を進めてまいります。
海老名総合病院は、基本理念「仁愛の心で地域の皆様とともに」に基づき、医療を通じて皆様の健康を守り、豊かで持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
海老名総合病院 院長
小林 智範