平素より海老名総合病院の診療に格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
当院は、約84万人が暮らす県央医療圏において唯一の救命救急センターを有する高度急性期医療の中核病院として、地域医療の一翼を担ってまいりました。現在は32の診療科がそれぞれの専門性を活かしながら密接に連携し、救急医療を基盤とした高度急性期医療体制を構築しております。
救急医療においては、「救急こそが医療の原点である」という創業者の理念のもと、「断らない救急」を合言葉に年間1万台を超える救急搬送を受け入れております。地域の医療機関の先生方からご紹介いただく患者さん、ならびに救急搬送患者を迅速に受け入れ、適切な急性期医療へとつなぐ――当院は地域における“急性期医療の入口”としての役割を担っております。
本年度は、ハイブリッド手術室の本格稼働により、当院の急性期医療は新たな段階へと進みました。本手術室の整備にあたっては、クラウドファンディングを通じて、市民の皆様ならびに医師会をはじめとする多くの関係者の皆様から温かいご支援を賜り、無事に整備を実現することができました。この場をお借りして、改めて深く御礼申し上げます。外科手術と血管内治療をシームレスに融合させることで、脳血管疾患や心血管疾患に対し、より迅速かつ安全性の高い低侵襲治療が可能となり、救命率の向上と機能予後の改善に大きく寄与する体制が整っております。また、医師数の増員により各診療科の診療体制も一層充実し、急性期医療における対応力は着実に強化されています。
地域医療支援病院として、地域の先生方との連携を基盤に、急性期医療の入口として患者さんを受け入れ、専門的治療を提供し、回復期・慢性期、さらには在宅医療へとつなぐ――この医療の循環をより円滑なものとしていくことが、当院に求められる役割であると認識しております。
今後も「仁愛の心で地域の皆様とともに」という理念のもと、地域に信頼される基幹病院として、質の高い医療の提供と人材育成の両立に努めてまいります。引き続きご指導とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
海老名総合病院
院長 小林 智範