海老名総合病院、放射線技術科のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
私たち放射線技術科のスタッフは診療放射線技師38名、受付事務7名で構成されています。
当院は救命救急センターを有する病院として、各種緊急検査を24時間体制で迅速に対応しており、私たち診療放射線技師は放射線検査のエキスパートとして毎日様々な検査を行っております。
当科ではCT検査、MRI検査、血管造影検査など高機能な放射線検査装置を導入しており、これらの装置を駆使して精度の高い診断画像提供、医療被ばくの適正化を行うために、様々な専門教育や人材育成に努めています。
放射線検査や被ばくに関するご質問等がございましたら、遠慮なく放射線技師・看護師にご相談ください。
患者さんにやさしい医療提供が出来ることを部署目標に掲げ、「安心して安全に放射線検査を受けていただく」ようにスタッフ一同、日々心がけて職責を果たして参ります。
検査室 | 装置名 | メーカー | |
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一般撮影装置 | X線撮影室 1 | 一般撮影装置 RADspeed Pro | 島津製作所 |
X線撮影室 2 | 一般撮影装置 RADspeed Pro | ||
X線撮影室 3 | 一般撮影装置 RADspeed Pro | ||
X線撮影室 本館 | 一般撮影装置 KXO-50SS | キヤノンメディカルシステムズ | |
X線撮影室 5 | 一般撮影装置 KXO-5S | ||
乳房撮影装置 | X線撮影室 (マンモグラフィー) |
乳房撮影装置 FDR MSー4000 (AMULET SOPHINITY) |
富士フィルムメディカル |
パントモ装置 | X線撮影室 5 (パントモ装置) |
歯科用X線装置 X550(CPCR) | モリタ製作所 |
歯科用X線撮影装置 | 歯科診察室 (歯科用X線装置) |
歯科用X線装置(一般) OX-S12X | 朝日レントゲン工業株式会社 |
X線TV装置 | X線TV室 | X線TV装置 SONIALVISION G4 LX | 島津製作所 |
X線TV室 (内視鏡センター) |
X線TV装置 FLEXAVISION FD |
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CT撮影装置 | CT室 1 | CT装置 Aquilion PRIME SP I-Editon | キヤノンメディカルシステムズ |
CT室 2 | CT装置 Aquilion PRIME SP Aquilion ONE Nature |
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CT室 東館 | CT装置 Aquilion PRIME SP |
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MRI装置 | MRI室 1 | MRI装置 Ingenia Ambition 1.5T |
フィリップス・ジャパン |
MRI室 2 | MRI装置 Ingenia Evolution 3.0T |
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MRI室 3 | MRI装置 Ingenia 1.5T |
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循環器系X線診断装置 | 血管造影検査室 1 | 循環器系X線診断装置 Azurion7 B12/12 |
フィリップス・ジャパン |
血管撮影装置 | 血管造影検査室 2 | 血管撮影装置 Azurion7 B20/15 |
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血管造影検査室 3 | 血管撮影装置 Azurion7 C20 | ||
外科用イメージ装置 | 手術室 2 | 移動型外科用イメージ (Veradius Unity) |
フィリップス・ジャパン |
移動型外科用イメージ (OPESCOPE ACTENO) |
島津製作所 | ||
移動型外科用イメージ(OCE9900) | GEヘルスケアジャパン | ||
移動型外科用イメージ (OEC Elite) |
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回診用X線撮影装置 | ポーダブル撮影装置 | 移動型回診用X線撮影装置 MobileArtⅡ |
島津製作所 |
移動型回診用X線撮影装置 MobileArtⅡ |
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移動型回診用X線撮影装置 MobileArt Evolution |
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移動型回診用X線撮影装置 MobileDeRt Evolution |
一般撮影とはX線写真(レントゲン写真)の名称です。診療科により撮影部位は様々で全身の骨や骨格、胸やお腹など、頭から足の先まで全身が撮影対象となります。
新たに稼働した西館では一般撮影室全部屋に、FPD(フラットパネルディテクタ)を導入しました。これにより今まで以上に被ばく線量を低減し、高画質な画像が提供出来るようになっています。また歯科・口腔外科のパントモ(パノラマ)撮影もこれまで通り対応しています。
乳房撮影は一般的にマンモグラフィと呼ばれており、当院では必ず女性の放射線技師が撮影を担当しています。西館開院と同時期に新しい装置へ更新を行っています。新装置は旧装置と同じくFPD(フラットパネルディテクタ)を搭載した装置で、新たに3Dマンモグラフィ撮影(トモシンセシス撮影)が出来るようになりました。それにより従来の装置ではハッキリしなかった病変をより見やすく撮影することができるようになっています。
乳房を挟んで、出来るだけ薄くした状態で撮影します。挟んでいる間は多少の痛みがありますが、薄く伸ばして撮影するのは次のような理由があります。
TV検査はX線透視を使用して診断や治療を行う検査です。
西館開院に伴い内視鏡センター専用のTV装置が増えました。多目的使用の装置を含め、新規装置2台で幅広い検査を実施しています。
CT検査とは寝台に寝た状態で装置のトンネルに入り、トンネル内で周囲からX線を照射することで体の輪切り画像を取得する検査です。
西館開院に伴いCANONの80列と320列のCT装置が新しく稼働し、3台体制で検査を行っています。特に新しく導入した320列のCT装置は、最新の高機能装置で心臓や脳血管の検査に強い特徴があります。造影剤を使用することで4次元の血流動態を把握することもできるため、体内にペースメーカーなどが入っていてMRI検査ができない患者さんの脳梗塞検査も可能です。更にAIを利用した画像処理技術(AiCE,PiQE)が導入されているため、今まで以上に放射線の被ばくを減らしたうえで、より綺麗な画像を撮影できるようになっています。
MRIは放射線ではなく、強力な磁力と電磁波を用いて体内の画像を撮像する検査です。検査室全体に常時強い磁場が発生しているため、金属類(入れ歯、補聴器、装飾品など)は検査室内に持ち込むことができません。当院では検査前に必ず検査着への着替えをお願いしています。
西館開院に伴いPHILIPSの1.5T(テスラ)と3TのMRI装置が新しく稼働し、3台体制で検査を行っています。特に3TのMRI装置は、まだ広く普及してないAIを使用した最新の画像撮像技術(Smart Speed)が使用できるようになっています。それにより今までMRIが特に苦手としていた『早く、キレイに撮像する』が可能になりました。短い時間で綺麗な画像が撮像できるようになったため、長時間の検査が難しい方にも優しい装置になっています。(装置は検査によって向き不向きがあります。当院では放射線技師が使用装置を適切に判断して検査を行っております。)
血管造影検査とはX線透視下で血管内にカテーテルを挿入し、造影剤を使用して全身の血管を撮影・治療を行う検査です。当院では主に循環器内科が心臓と下肢血管、脳神経外科が頭頚部血管、IVR科がその他の部位の治療を行っています。
西館開院で装置が新しくなっただけでなく、検査室も2部屋から3部屋に増えています。各診療科と協力して心筋梗塞や脳梗塞、事故による外傷性出血などの治療に24時間365日対応できる体制を整えています。また新装置は以前使用していた装置の半分以下の放射線量でより綺麗な画像が撮影できるようになりました。被ばくが心配な方でも安心して検査が出来るように放射線技師が常に管理しています。
当院では下記の2種類のワークステーションを駆使して診療科をサポートする画像処理に注力しています。
単一検査の画像だけでなく複数の検査(マルチモダリティ)の画像を合成することが可能で、より手術や診療に役立つ画像を医師に提供できる体制を常に整えています。
ZIOSOFTのHPより引用
FUJIFILMのHPより引用