診療科・部門

外科

診療科紹介

診療科紹介 外科

胃癌・大腸癌・肝臓癌・膵臓癌・胆嚢癌などの消化器系各種悪性腫瘍と、乳癌を対象に診療を行っています。

悪性疾患以外では、主として緊急手術を要する良性疾患、消化管穿孔、虫垂炎、急性胆嚢炎、ヘルニア、腸閉塞などを手がけています。年間手術件数は700件余にのぼり、そのうち海老名市近隣で発生した虫垂炎・胆嚢炎・腸閉塞・消化管穿孔などの緊急手術は年間120件以上を治療させていただいております。

悪性腫瘍手術では大腸・直腸癌手術を年間150件以上行っており、半数以上を腹腔鏡下手術で行っています。大腸癌の肝転移に対する積極的な肝切除術を行っているほか、肺転移に対しては当院呼吸器外科に依頼して手術を施行していただいております。

胃癌手術は年間60件以上を行っており、早期胃癌に関しては完全腹腔鏡下手術で行っています。積極的に手術前抗癌剤投与も行っています。転移性・原発性肝癌に対する肝切除、膵臓癌・胆道癌に対する膵頭十二指腸切除術などの肝胆膵手術にも積極的に取り組んでおります。

近年、傷が小さい・術後回復が早いなどのメリットから腹腔鏡下手術が積極的に行われるようになってきました。当科でも急性胆嚢炎、大腸・直腸癌手術、早期胃癌手術を中心に、ヘルニアや虫垂炎に対しても積極的に腹腔鏡下手術に取り組んでいます。

手術後の経過が均一で安定したものとなるようにクリニカルパスを導入しています。クリニカルパス計画に沿った診療をご提供することにより、鼠径ヘルニア、胆嚢摘出術は術後1-3日目、大腸・直腸癌は術後7-10日目、胃癌は術後10-14日目に退院することを目標にして取り組んでいます。

手術方針はご本人のご希望を踏まえながら、内科・麻酔科などの各科と十分な打ち合わせのうえ決定しております。

癌治療には手術前後の抗癌剤治療も大切です。総合病院で手術を担当させていただいた主治医は引き続きメディカルプラザ外来で抗癌剤治療などの各種治療を計画し、診療に当たらせていただいております。各診療科や癌化学療法認定看護師などのメディカルスタッフと連携をとりながら、治療中の体調不良や不安を解消できるように努めております。外来化学療法室(12室)を利用して通院しながら抗癌剤治療を受けることができます。

主な症状・対象疾患
  • 消化器(胃、大腸、直腸、肝胆膵)の良性悪性疾患
専門分野(紹介希望疾患含む)

主として、消化器(胃、大腸、直腸、肝胆膵)の悪性疾患を専門としており、積極的に受入を行なっています。

ロボット支援手術(ダヴィンチ)

2023年秋よりロボット手術機器である「ダヴィンチ」が導入されます。
ロボット手術には、以下のようなメリットがあります。

  1. 小さい創口で
  2. 自由で微細な手術鉗子の動き
  3. 3次元立体視野、拡大視野によるより安全な手術
  4. 少ない出血量
divinci

我々は、より高度に、より低侵襲な治療を目指してまいります。

腹部救急疾患対応チーム

腹部救急疾患に対し、早期診断、早期治療、緊急手術が対応可能な体制を構築しました。

腹部救急疾患対応チーム

外来担当医表

医師紹介

宮前 拓(みやまえ たく) 部長
大学 日本大学(2001年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(大腸)
Certificate of da Vinci console surgeon(手術支援ロボット)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本腹部救急医学会 腹部救急認定医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
神奈川ヘルニア研究会世話人
神奈川ストーマ研究会世話人
専門分野 消化器・一般外科
去川 秀樹(さるかわ ひでき) 医長
大学 日本大学(2009年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
専門分野 消化器・一般外科
根本 洋(ねもと ひろし) 医員
大学 昭和大学(1991年卒)
資格 医学博士
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
昭和大学兼任講師
日本外科感染症学会評議員
神奈川胃癌治療研究会世話人
志村 国彦(しむら くにひこ) 医員
大学 信州大学(1996年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
矢澤 直樹(やざわ なおき) 医員
大学 東海大学(1998年卒)
資格 医学博士
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
日本肝臓学会 肝臓専門医
日本胆道学会 認定指導医
日本膵臓学会 認定指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本腹部救急医学会 腹部救急認定医
日本医師会認定産業医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
専門分野 消化器・肝胆膵外科
若林 哲司(わかばやし てつじ) 医員
大学 昭和大学(2010年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
宮地 孟(みやじ はじめ) 医員
大学 帝京大学(2011年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
専門分野 消化器・一般外科
針金 幸平(はりがね こうへい) 医員
大学 日本医科大学(2012年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本腹部救急医学会 腹部救急認定医
緩和ケア研修会修了
専門分野 消化器・一般外科
松永 龍(まつなが りゅう) 医員
大学 日本医科大学(2017年卒)
資格 日本外科学会 外科専門医
緩和ケア研修会修了
山野 格寿(やまの まさとし) 医員
大学 東京慈恵会医科大学(2019年卒)
資格 緩和ケア研修会修了
堀江 咲良(ほりえ さくら) 医員
大学 熊本大学(2021年卒)

臨床活動実績

手術件数

消化器悪性疾患、胃癌、結腸癌・直腸癌手術で年々実績を増やしています。大腸・直腸癌および早期胃癌手術には積極的に腹腔鏡下手術を導入しています。乳癌の手術も多くてがけており、実績を増やしています。また下記のようなその他の悪性腫瘍手術にも取り組んでいます。

良性疾患では内科や近隣の医療機関と連携をとりながら、急性胆嚢炎や急性虫垂炎、消化管穿孔などの緊急手術を多く手がけております。緊急手術においても積極的に腹腔鏡下手術を導入しています。

2022年1月~12月

外科での総手術件数 560例
胃十二指腸悪性疾患 40例(10例)
小腸、結腸悪性疾患 104例(68例)
直腸、肛門悪性疾患 54例(42例)
肝臓悪性疾患 17例
胆道悪性疾患 6例(1例)
膵臓悪性疾患 5例(1例)
胃十二指腸良性疾患 21例(11例)
小腸、結腸良性疾患 172例(93例)
直腸、肛門良性疾患 3例(2例)
肝臓良性疾患 4例
胆道良性疾患(胆嚢結石、総胆管石など) 76例(67例)
その他悪性疾患 6例
その他良性疾患 52例(23例)

※( )内は鏡視下手術件数

学会発表

学会名称:第84回 日本臨床外科学会総会
開催場所:福岡市
会期:2022/11/24-/26
日時:2022/11/26
演題名:高度進行胃癌に対しS1のみで長期生存した高齢者の1例
演者:根本 洋、針金幸平、山野格寿、小森啓正、宮地 孟、若林哲司、去川秀樹、矢沢直樹、志村国彦、宮前 拓
所属:海老名総合病院 外科

学会名称:第35回 日本内視鏡外科学会総会
開催場所:名古屋市
会期:2022/12/8(木)-/10(土)
日時:2022/12/9
演題名:腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP)において手術時間が延長する要因の検討
演者:針金幸平1)2)、根本洋1)、宮前 拓1)、萩原英之2)
所属:1)海老名総合病院外科、2)座間総合病院外科

学会名称:第84回 日本臨床外科学会総会
開催場所:福岡市
会期:2022/11/24-/26
日時:2022/11/25
演題名:大網動脈瘤による腸閉塞に対し、腹腔鏡下小腸部分切除術を施行した一例
演者:宮地 孟1)、山野格寿1)、小森啓正1)、針金幸平1)、若林哲司1)、去川秀樹1)、宮前 拓1)、矢沢直樹1)、志村国彦1)、根本 洋1)、萩原英之2)、田村佳美3)
所属:1)海老名総合病院外科、2)座間総合病院外科、3)北里大学心臓血管外科
抄録掲載誌:日本臨床外科学会雑誌 83巻増刊号,2022 p146

学会名称:第84回 日本臨床外科学会総会
開催場所:福岡市
会期:2022/11/24-/26
日時:2022/11/24
演題名:急性虫垂炎を契機に発見された, 若年者の虫垂神経内分泌腫瘍の一例
演者:針金幸平、山野格寿、宮地 孟、去川秀樹、根本 洋、宮前 拓
所属:海老名総合病院 外科
抄録掲載誌:日本臨床外科学会雑誌 83巻増刊号,2022 p129

研究会名称:第44回日本癌局所療法研究会
日時:2022/7/1(金)
開催:2022/7/1(金)
開催地:大阪府豊中市
演題名:IABPによる循環補助下に胃切除を行った幽門狭窄を伴う4型胃癌症例
演者:山野寿格1)、根本 洋1)、針金幸平1) 、田村佳美1)、小森啓正1)、宮地 孟1)、去川秀樹1)、矢澤直樹1)、志村国彦1)、宮前 拓1)1)、円谷斉子2)
所属:1)海老名総合病院 外科、2)同循環器内科

学会名称:第94日本胃癌学会総会
日時:2022/3/2(水)-/4(金)
会期:2022/3/2(水)-/4(金)
開催場所:横浜市→コロナによりインターネット部分開催
演題名:同時性、多発性を示したEpstein-Barr-virus関連Gastric carcinoma with lymphoid stromaの1例
演者:小森啓正、針金幸平、根本 洋
所属:1)海老名総合病院 外科
抄録掲載誌:第94回日本胃癌学会総会 記事 p.489

学会名称:第94日本胃癌学会総会
日時:2022/3/2(水)-/4(金)
会期:2022/3/2(水)-/4(金)
開催場所:横浜市→コロナによりインターネット部分開催
演題名:IV期悪性リンパ腫の化学療法が奏効した後、併存した胃癌にLDGを行った1例
演者:針金幸平、根本 洋
所属:1)海老名総合病院 外科
抄録掲載誌:第94回日本胃癌学会総会 記事 p.489

第77回消化器外科学会総会
2022/07/21
演題名、回腸導管を温存した右半結腸切除術におけるICG蛍光造影法の有用性
演者、宮地 孟
共同演者、山野格寿、小森啓正、針金幸平、若林哲司、去川秀樹、矢澤 直樹、志村 国彦、根本 洋、宮前 拓

Yazawa N, Sarukawa H, Ogawa M.

A case of poorly differentiated pancreatic cancer measuring 3 mm in size, which was preoperatively diagnosed by EUS-FNA.

The Joint Congress of the 26th Meeting of International Association of Pancreatology (IAP) and the 53rd Annual Meeting of Japan Pancreas Society (JPS). July, 2022. Kyoto, Japan.

座長・司会・コメンテーター

司会 根本洋
2020年11月27日 第33回日本外科感染症学会総会一般口演2「胸部・食道1」座長
場所:コロナ感染によるインターネット開催

座長
矢澤直樹:一般演題:消化器疾患における緊急手術の現状. 第48回神奈川県消化器外科研究会,横浜:2019年6月
矢澤直樹:一般演題:膵臓:診断、予後予測3. 第74回日本消化器外科学会総会,東京:2019年7月
矢澤直樹:一般演題:膵臓:膵切除・周術期管理3. 第75回日本消化器外科学会総会,和歌山:2020年12月

論文

題名:進行大腸憩室癌により腸閉塞を呈した1例
著者:久保田友紀1)3) 、根本洋1) 、山田正俊2)、針金幸平1)、宮地孟1) 、去川秀樹1)、矢澤直樹1)、宮前拓1)、吉田寛3)
施設:1)海老名総合病院外科、2)同病理診断科、3)日本医科大学消化器外科
掲載:日本腹部救急医学会雑誌 42(7):753-757, 2022

題名:IABPによる循環補助下に胃切除を行った幽門狭窄を伴う4型胃癌症例
著者:山野格寿1)、根本洋1) 、円谷斉子2) 、針金幸平1)、田村佳美1) 、小森啓正1) 、宮地孟1) 、去川秀樹1) 、若林哲司1)矢澤直樹1) 、志村国彦1) 、宮前拓1)
施設:1)海老名総合病院外科、2)海老名総合病院循環器内科
掲載:癌と化学療法 49(13):1625-1627, 2022

題名:腹腔鏡下回盲部切除を行った虫垂原発MALTリンパ腫の1例
著者:宮地孟1)、根本洋1)、山田正俊2)、針金幸平1)、去川秀樹1)、宮前拓1)
施設:1)海老名総合病院 外科、2)同 病理科
掲載:日臨外会誌 83(5):898-902, 2022

メッセージ・今後の展望

海老名総合病院事業計画に基づき「断らない救急」、すなわち24時間365日救急患者を総て受入れられる救急体制の構築を目差しております。

宮前医師が、地域医療連携の専門メディア「medigle PRESS」のインタビューを受けました。

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