いうまでもなく心と体は緊密な関係にあります。身体疾患を患えば少なからず精神面にも痛みを生じます。さらに回復に当たっては支援されているご家族様の精神・心理面でのサポートも欠かせません。
当科では身体疾患でご入院中の患者さんに対して、各担当医からの依頼で精神面でのサポートをさせていただきます。患者さんのみならずご家族様についても安心して本来の治療に向き合って頂けるように尽力致します。具体的には以下のふたつの領域にかかわります。
リエゾンとはフランス語で「連携・橋渡し・つなぐ」を意味する言葉です。精神科リエゾンチームは身体疾患で入院中の患者さんが何らかの精神・心理面の問題を抱えた際に精神医療と身体医療をつなぐこと、担当各科の医師や看護師と「連携」しながら支援を行っていく役割を担います。
精神科医は症状を来たしている背景を分析し、医学的のみならず、心理社会的な要因を見極めて現実的なサポートを行います。
緩和ケアチームにおいては癌などの生命を脅かす病気と向き合う患者さんとそのご家族様の苦痛を和らげ、生活の質を向上させるためのアプローチを行います。痛みや吐き気などの身体的な苦痛だけでなく、不安や悲しみなどの精神的、社会的な苦痛に対しても早期から多職種の専門チームで対応します。これにつきましては終末期だけではなく、診断時や治療中など、癌治療のどの段階からでも受けられます。
当科ではチームのメンバーとして精神・心理面でのサポートを担います。
当科の診療は身体疾患でご入院中の患者さんが対象ですので、精神疾患の加療目的でのご入院や外来診療は行っておりません。退院にあたり精神科診療の継続を必要とされる場合には、近隣のクリニック等をご紹介させていただきます。
| 山下 由紀(やました ゆき) 医員 | |
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| 大学 | 島根医科大学(現・島根大学医学部)(1989年卒) |
| 資格 | 精神保健指定医 日本精神神経学会 精神科専門医制度指導医 日本専門医機構認定 精神科専門医 |