診療科・部門紹介

リハビリテーション科

地域・急性期・チーム医療

海老名市のみならず、近隣地域の中核病院として機能している当院では、高度な急性期医療に対応できる熟練したスタッフによるリハビリテーションが実施されています。また、同法人の関連病院・施設との密な連携をとり、シームレスなリハビリテーションの施行を行っています。

診療にあたっては各科の医師、看護師、ケースワーカー等医療チームメンバーと共に、個々の患者さんに、より早期の快適な日常生活復帰に向け、質の高いリハビリテーションの提供を行っています。

患者さんへ

就職希望の方へ

JMAグループのリハビリテーション科の募集、求人、採用に関する情報をご案内しています。JMAグループでは、共に働くPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)を募集しています。

業務内容

リハビリテーションとは

Rehabilitationとは、
ラテン語のrehabilitareが語源であり、
re:再び
habilis:適した、ふさわしい
ation:〜すること

つまり、何らかの理由で能力低下、機能低下した状態から、その人にふさわしい状態にする(re-habilis)よう働きかけることで、リハビリテーションには「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」といった意味も含まれており、単なる機能回復ではなく、そのために行われるすべての活動のことをいいます。

同じような怪我や病気をしたとしても、一人ひとりの生活は違います。その人たち個人の生活スタイルや環境に合わせて、少しでも近づけるような治療をすること、それがリハビリテーションです。

Providing Always Best and Secure Services-常に最善で安全なサービスの提供

当院のリハビリは医療専門職として、地域のNO.1のベストパフォーマンスが発揮できる様に常に技術研鑽し、地域住民・患者の皆さまに安心いただける医療・介護サービスを提供をしています。

日々常に疑問を持ちながら、考えていくことを忘れずに患者さん1人1人に合った、オーダーメイドのリハビリテーションの提供を実践しています。

スタッフ数
職種 人数
理学療法士 35名
作業療法士 8名
言語聴覚士 7名
リハビリ助手 3名

※2017年4月現在

リハビリ頻度時間

※入院の患者さんには、365日リハビリテーション体制をとっています。

施設基準
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)

対象

運動器疾患

骨折や腰痛に対して、手術やペインコントロールなど医学的処置に加えてリハビリテーションを行うことで、立ち上がりや歩行、階段昇降など日常的な運動機能を最大限に発揮できるよう、評価、訓練を行います。

また、スポーツ疾患等では、術前術後に評価を行い、患者さんの運動機能や競技特性を把握し、科学的根拠に基づいたリハビリテーションを行い、安全に早期復帰を目指します。

対象

【スポーツ】ACL損傷、アキレス腱断裂、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症
【上肢】腱板断裂、肩関節周囲炎、上腕骨骨折、橈骨遠位端骨折
【下肢】変形性関節症(THA・TKA)、大腿骨頚部骨折、脛骨高原骨折 等

入院中は、早期機能回復を目指しリハビリテーションを行います。
退院後も必要と判断された方には継続してリハビリテーションを行い、フォローアップをしていきます。

脳血管疾患

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの疾患が主な対象となります。
入院されてまもなく、急性期のリハビリテーションが開始されます。

ベッド上での起居動作や食事中の座位姿勢の改善など、状況に応じてお部屋に伺います。またリハビリテーション室においては、歩行などの移動手段の早期獲得を目指します。

呼吸器疾患

肺腫瘍などの胸部外科手術や、腹部外科手術後には、無気肺や肺炎といった重篤な術後合併症を予防するため術前からの呼吸・排痰練習指導に加え、術翌日からの積極的な呼吸リハビリテーションの介入によって合併症の発生率を大幅に抑えることに成功しています。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんに対しても、楽に呼吸、生活ができるよう身体機能の維持、改善に努めています。

心大血管疾患

当院では循環器内科、心臓血管外科の患者さんを対象に、発症後早期より心大血管リハビリテーションが開始されます。血圧や心電図、呼吸の状態を確認しながら活動量を上げ、生活範囲を広げていきますので、より安全で円滑な社会復帰が可能となります。

退院前には、自転車エルゴメーターやトレッドミル等を利用しながら有酸素運動を行い、自宅で行なえる運動の種類や強度を提示します。外来通院が可能な方は定期的に評価や運動処方を行うことができます。運動療法のほか、食事や薬物療法、生活習慣についての説明も併せて行い、再発予防や健康維持の為のお手伝いをしていきます。

対象

急性心筋梗塞、安定狭心症、慢性心不全、心臓手術後、末梢動脈疾患

廃用症候群

廃用症候群リハビリテーションは、「急性疾患等に伴う安静(治療の有無は問わない)による廃用症候群の患者(一定以上の基本動作能力、応用動作能力、言語聴覚能力、日常生活能力の低下を来たしているもの)」が対象となっています。

「廃用症候群」とはこのように、身体の不活動により引き起こされる、「筋力低下・関節がかたまる」、「心肺機能低下」、「知的活動低下」など、全身的に起こる二次的な障害のことです。

リハビリテーションでは、安静を要した急性疾患の状態に注意しながら離床を中心に運動をすすめ、廃用症候群の改善、さらなる合併症の予防を行っています。

当院では、総合診療科を中心に様々な科から依頼を受け、早期退院のための重要な役割を担っています。

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